多様な性への理解。トランスジェンダー・シスジェンダーとは？

• トランスジェンダーとシスジェンダーとは？

  まずは、それぞれの言葉の意味を理解しましょう。
  
  トランスジェンダー（Transgender）とは、生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性自認を持つ人のことを指します。
  例えば、出生時に「女性」として登録されたけれど、性自認が「男性」である場合、その人は「トランスジェンダー男性」と呼ばれます。
  また、出生時に「男性」として登録されたけれど、性自認が「女性」の場合は「トランスジェンダー女性」となります。
  
  一方で、シスジェンダー（Cisgender）とは、生まれたときに割り当てられた性別と、本人の性自認が一致している人のことを指します。
  例えば、生まれたときに「女性」として登録され、本人も「女性」として生きている場合、その人は「シスジェンダー女性」です。
  このように、トランスジェンダーとシスジェンダーという言葉は、性自認がどのような形で成り立っているかを表すものなのです。
  
  

• トランスジェンダーが直面する課題

  日本でもトランスジェンダーの認知は広まってきていますが、まだまだ多くの課題が残されています。
  特に、日常生活や社会的な場面での困難は深刻な問題です。
  
  例えば、「公的書類の性別変更」が大きなハードルになっています。
  現在の日本では、性別変更をするために手術を受ける必要があるケースがあり、この点が問題視されています。
  
  また、職場や学校での対応も大きな問題です。
  トランスジェンダーであることをカミングアウトすることで差別を受けたり、不利益を被ったりするケースも少なくありません。
  そのため、多くのトランスジェンダーの方が自分の性自認を隠して生活せざるを得ない状況にあります。
  
  さらに、「トイレ」や「温泉・銭湯」などの施設利用も大きな問題となっています。
  自分が認識している性別に沿った施設を使うことが難しく、心ない言葉をかけられたり、利用を拒否されたりするケースもあります。
  日本でもトランスジェンダーの認知は広まってきていますが、まだまだ多くの課題が残されています。
  こうした課題に対する理解が進み、少しずつ改善されていくことが求められている時代となってきました。

• ラブホテルとトランスジェンダーの関係

  意外に思われるかもしれませんが、ラブホテルとトランスジェンダーの関係も重要なテーマです。
  
  ラブホテルはカップルがプライバシーを守られた状態で利用する空間ですが、実はトランスジェンダーの方にとっても「安心して過ごせる場所」になります。
  また、ひと昔前まではラブホテルは基本的に男女のカップルで利用するためのホテルで、「同性カップルの入室を断る」ケースや、「性別不一致を理由に断られる」ケースがあることも問題視されており、
  最近ではトランスジェンダーを含む女性同士・男性同士のカップルや女子会に対応したラブホも増えてきており、「どなたでも歓迎」という方針を掲げるホテルも多くなってきました。
  
  男塾ホテルグループでは、同性同士でのラブホテルのご利用を歓迎しております。
  LGBTを象徴しているのが、「レインボーフラッグ」で、当ホテルでもLGBTのお客様を歓迎する目印としてこのレインボーフラッグをエントランスに設置しております。
  
  また、一緒に入店するのが恥ずかしい、人目が気になるというお客様にも安心してご利用いただけるよう、チェックイン時にお1人で先にご入室いただき、部屋でパートナーを待つということも可能です。
  チェックインの際に後でパートナーが来られる旨をフロントスタッフにお伝え頂くとより対応がスムーズです。
  詳しくは、LGBTカップルが安心して利用できるラブホテルの詳細はこちらをご覧ください。

• 性の多様性を受け入れる社会へ

  では、私たちにできることは何でしょうか？
  まず、「知ること」が大切です。トランスジェンダーの方が直面する課題について学び、理解を深めることが第一歩ではないでしょうか。
  そして、「誰もが安心して過ごせる環境」を作ることが重要です。
  
  例えば、職場や学校での配慮として、性別を問わないトイレを設置するなどの取り組みがよく挙げられます。
  また、ラブホテルなどの宿泊施設では、性別を理由に利用を制限しない方針を広めることも有効でしょう。
  
  私たち一人ひとりができることは小さいことかもしれないですが、その積み重ねが多様な性を尊重する社会を作る大きな一歩になると「男塾ホテルグループ」は考えております。

まとめ

いかがでしたか？
今回は、「多様な性への理解。トランスジェンダー・シスジェンダーとは？」についてお話させていただきました。

トランスジェンダーとは、生まれたときに割り当てられた性別とは異なる性自認を持つ人のことを指します。
一方で、シスジェンダーは性自認が一致している人のことです。
トランスジェンダーの方々は、公的書類の変更や職場・学校での対応、施設利用など、さまざまな課題に直面しています。
そして、ラブホテルの利用においても受け入れられる場所が限られているという問題があります。
しかし、近年ではLGBTQ+フレンドリーな環境が少しずつ整備されつつあり、私たちも理解を深めることでその流れを後押しできます。
性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる社会を目指していきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！